稚児って何?

★稚児とは

本来、稚児(ちご)という言葉の意味は、「乳児、幼児」のことで、
乳飲み子「ちのみご」という言葉が縮んだものです。

また、神社やお寺の祭礼に際し、天童に扮して行列に参加している児童のことを言います。

昔、神道では幼児や子供の姿をまとって神様が表れると信じられていて、
祭礼行事では子供が大切な役割を果たしてきました。

汚れのない童子・童女は、神霊がとどまるとされ、
また神さまに仕える存在として特に尊ばれてきました。

そして祭礼行事の時は綺麗にお化粧をして、あでやかな衣装を着て、

神さまにお仕えする子供を「お稚児さん」と呼ぶようになります。

やがて神道だけのものだけであったのが、お寺にも伝わりました。

お寺の住職が新しい方になる継承法要や、 新しく本堂などが建つ落慶(らっけい)法要、

また当宗派では50年に一度、宗祖親鸞上人のご法事にあたる御遠忌(ごえんき)法要

の時に、 子どもたちがその法要に「お稚児さん」として参加します。

お稚児さんに参加することは、み仏とのご縁をいただき、

健やかに成長するようにという願いが込められています。

 

★参加年齢は?

一般的には、赤ちゃんから小学生ぐらいまでです。

近隣の限られた地域ではなかなか出会える行事ではなく、

なおかつこの年齢の間にとなると、 よほどのご縁がなければ参加できません

参加の機会がある、ということ自体がなかなか巡り合えないことなのです。

 

「稚児行列に3回出ると幸福になれる」という言い伝えも地域によってはあります。
これもなかなかそんな機会はなく、3回も巡り合えたという自体がありがたいこと、

ということや、親が数少ない機会を見逃さずに成長を願ってくれた幸せな子どもさん、

という意味からの言葉でしょうか。

もちろん1回でも、何回参列しても大丈夫ですが、

み仏様とのご縁や健やかな成長を願う稚児さん、

一生の記念に機会があればぜひ参加してみて下さい。