愛知県稲沢市 真宗大谷派 善慶寺 納骨堂

真宗大谷派 善慶寺

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善慶寺ニュース

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  • 2011/07/27 子ども報恩講‐原爆について考える

    毎年8月下旬に開催していた「子ども報恩講」を、今年は諸事情の為 約1カ月早くお勤めしました。

    総代さんはじめおとなの方も10名以上参加して下さり、例年同様、皆で正信偈和讃六首引をお勤め。住職からのお話の後は、庫裏にて『語りの泉』の会の林田さんが、原爆に関するお話をして下さいました。

    皆さんは広島平和記念公園にある「原爆の子の像」をご存知でしょうか。女の子が折鶴を掲げている像で平和のシンボルとなっていますが、これは原爆の後遺症で亡くなった佐々木貞子さんをモデルにしたものです。貞子さんは2歳で被爆、10年後に発病して1年足らずで亡くなりますが、彼女は闘病中、回復を願って折鶴を折り続けました。願いはかなわず彼女は亡くなりますが、死後、同級生の子どもたちが「貞子さんだけでなく原爆の犠牲になった子どもたちみんなのために、平和記念公園に像をつくろう」と募金活動をはじめ、全国に反響が及び3000をこえる学校から募金が集まって、2年後に像が完成しました。

    このお話は世界各国で知られ、アメリカやモンゴルなどでは「Sadako(サダコ)」と云えば知らない人がいない位有名なお話なのですが、当の日本ではあまり知られていないというのが現実のようです。アメリカのシアトルやニューメキシコには、お話と同じようなサダコの像まで子どもたちの手で建てられているそうです。

    今年も8月6日の広島原爆投下日には、当寺にて「平和の鐘」を撞きます。お話の前に林田さんが、8月6日は何が起こった日か、ヒロシマの原爆を知っているかと尋ねましたが、知っている子は皆無に等しい状況でした。これには少なからずショックを受けましたが、同時に例年「平和の鐘」に子どもさん方の参加が殆どないのもうなずけました。おとなの私たちが、まず事実を歴史を子どもたちに伝えなければならないのですね。

    自分たちと同じ子どもが原爆の放射能により死んでゆかなければならなかったこと、また、たとえ子どもでもみんなで力をあわせれば世界中の人たちの心を動かすことができた、ということを聞き、子どもたちは何かを感じ取ってくれたでしょうか。

    サダコのお話の後は、『語りの泉』の方々がお話を三話 語って下さり、最後はみんなで手をつなぎ輪になって「一人の手」の歌を歌いました。

    ♪ ひとりの小さな手 なにもできないけど
    それでも みんなの手と手をあわせれば
    何かできる 何かできる ♪
    ♪ ひとりの人間は とても弱いけれど
    それでも みんながみんなが集まれば
     強くなれる 強くなれる ♪

    戦後の日本が立ち直ったように、今回の震災でも、被災者以外のみんなもこのような気持ちをもって心を一つにすれば、きっときっと乗り越えていけると信じたいです。

    『語りの泉』の皆さんには、数々の資料まで準備していただき、本当に感謝しています。おとなの私たちも教えられることがたくさんありました。ありがとうございました。

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