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真宗大谷派 善慶寺 |
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8月の末だというのに、今年の記録的な猛暑のパワーは少しも衰えない! 盛夏を思わせる暑さの中、今年も恒例の石橋子ども報恩講が開催されました。
今年のお楽しみ会には、お寺の(副)住職さん方が集まって活動を続けている、名古屋児童教化連盟劇団の皆さんが駆けつけて下さいました。
親鸞聖人の紙芝居やゲームの後、「梅干し一粒」が上演されました。 この作品は、仏典童話「けしの種」を人形劇にしたもので、かけがえのない人の死をどう受け入れ生きていくかについて、子どもたちと一緒に考える内容のものです。
蛇にかまれて死んでしまった兄のキサをなんとか生き返らせようとする弟のタム。お釈迦様は「お葬式を出したことのない家から梅干しを一粒もらっておいで。それでお兄さんを生き返らせる薬を作ってあげよう。」と云います。
あちこちの家を訪ねまわりますが、お葬式を出したことのない家はありません。死は特別なことではなく、どこの家にも、誰にも訪れるものだとタムは悟るのです。
可愛らしい人形たちに、子どもたちはとても静かに鑑賞をしてくれました。 実のところ、暑いし、ざわついてしまうのではないかとちょっと心配していました。 今回の報恩講には、総代さんや婦人会の大人の皆さん、又石橋以外の親子連れの方も集って下さったので、子ども会の皆さんも緊張感があったのかもしれませんね。
只、後で住職と話していたんですが、現代は核家族の家が多くなり、実際は「お葬式を出したことのない家」が多くなりました。実のおじいちゃん、おばあちゃんのお葬式も、おじいちゃん、おばあちゃんの家あるいは葬儀会館から出すことはあっても、自分の家からはお葬式を出したことがない家が多くなったのです。ですからこのお話が、いまひとつピンとこない子どもたちも少なからずいたのではないかと思います。 家族の一人が亡くなり、今までそこにいて一緒に生活した人がいなくなる・・・淋しさと同時に何かしら穴のあいたような不思議な感覚・・・それを身をもって体感することが無くなっていく現代の子どもたち。
「おじいちゃん、おばあちゃんの置き土産は、人の死を教えてあげることだよ。」と孫たちに云いつつ年老いたものが亡くなっていったというお話は、もう過去のものになりつつあるのでしょうか。
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